Garage JEST

 

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背番号。

少女時代の一件から、私を完全無視のクソ坊主。

ユニフォームにつけなきゃいかん背番号。

私に頼むわけでもなく、寝ようとするではないか!!!



今夜は、たまたま家にいた社長に、眼力で指示。


「おい、オマエ。背番号どーすんだ!自分で縫え!」


ちーがーうーーーーっ。

自分で縫えじゃなーいー。

私に頼めと言えーーーーっ。

まったく通じていなかった役立たず社長。




階段を上りかけたクソ坊主、

「あ。はい。」って、

裁縫道具を持って来て、まち針刺し始めたではないか。



あのー。もう23:30なんですけどーーー。

どうせ縫えずに、私、頼まれるなら、今すぐ縫い始めたいんですが・・・



時は刻々と過ぎ、24:20・・・

無言で、寝に、階段を上がるクソ坊主。

背番号は縫えたのだろうか?



まじかよーーーーー!!

糸くずが散乱してるだけ。

縫えてない。元通り。



社長も寝とるやないかーい。

くそーーー。

自分で縫えるわけないんだって。



みんなが寝静まったリビングで一人、

クソ坊主の背番号。

中学野球最後の背番号を縫う私。



ムカつきながら、

中学野球など、あっという間だったなと思って縫っていると、

急に寂しくなってきた。



毎週末、応援へ行き、

早朝から母達とモーニングへ行き、

応援しに行ってるのか、しゃべりに行ってるのか、楽しい母達ばかりだった。



試合が終わって、帰りの車の中では、

クソ坊主の、

良い守備をほめてやったり、

バッティングのダメ出ししたり、

唯一のコミニケーションの場だったかも。



クソ坊主が入った野球部のお陰で、

いろんな出会いがあって、私も本当に楽しかった!!!

シャクにさわるが、クソ坊主に感謝!!!!!



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nori