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青木と青山。

社長の礼服、新しく買わなきゃ~と思って数年。

その間に何回法事やらあったか・・・

普段必要ないから、買うことすら忘れちゃう。が、いざという時には買いに行けない。

それが礼服。



日曜日の朝、新聞に入った近所の紳士服屋の広告。

17,000円引きの割引券がついていた。

しかも30,000円以上の礼服を買うと、白・黒ネクタイや靴下がサービスだって。

デパート行く時間もないし、ここでいい!!行くっきゃない!!



(自分のじゃないから)安いやつでいいじゃん、と思って行ったけど、、、

値段が高いほど、染めの回数が増えよい黒に染まります。とか、

シルク混です。とか、聞けば納得、おすすめのいいやつを買うことにした。



丈直しの間にお会計をと言われて、

割引券付の広告を出した。

(自分のじゃないから)17,000円引きでも高いなぁ~と思っていると、

店員さんが、「この広告、ウチのお店のじゃないです。」


は?ナニ言っちゃってんの?この人?

ワケがわからず社長の顔を見てみたら、、、あんな呆れた顔初めて見た。


私が持ってきた広告は、よそのお店の広告だった。



「え~っ。定価で買わなきゃいけないの~?」

「17,000円引きで買いにきたのに~」

広告間違えておきながら、よくもまぁこう勝手な発言ができるもんだ、このババァ。

と、私が店員なら思うだろう。


「よく間違われるんですよ~」と言って、このお店の広告を持ってきてくれて、

そこについた17,000円割引券を切り取って使わせてくれた。

(ネクタイと靴下のサービスはなし・・・)


「やった~ありがとうございます!!

てか、広告間違えたけど、このお店の広告もウチの新聞に入ってたはずだよね?

家、近所だし、中日新聞だし。」

「入っていたはずです。」

「んじゃ、ヨカッタ。」



まぁ、恥ずかしいったらありゃしない。

しかし紛らわしいわ。

青木と青山。

いまだに、家の近所の店がどっちか覚えられん!!

nori