Garage JEST

 

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プリウス。

月曜日。
私は、家の近所の友達と9時に約束していた。

社長といえば、、、朝風呂に入り、ipadを持ってトイレに長々と入り、ゆっくり歯を磨き、、、
コイツけんか売ってるだろ。マジで。
8時55分には家を出ると言ってるのに。
あのさ~逆の立場だったらあんた絶対キレルよね。
急いでるんだよわたしゃ。友達と約束してるって言っとるだろ。

我が家の駐車場、不便なことに私の車をアイツの車が通せんぼしてて
アイツがどかなきゃ出れないシステム。

結局、アイツのスローな身支度のせいで、遅刻すると友達に連絡を入れた。
あ~ムカつく。

前日にまたまたギックリ腰をやらかしたから、余計スローなんだけど、、、
やっと車に乗り込んだ社長からピンポン。
「車のカギがない。」

玄関から車を見てみる。
プリウスだ。
運転席に座ってカギを探すアイツ。

微かな電子音?
「ね、エンジンかかってるんじゃない?」

「かかっとらん。」

「カギ持ってなかったら、カギ開かなくない?」

「どこにもカギはない。家の中探して。」
ギックリ腰のため、自分で家に上がって探そうとしないアイツ。

家に戻って、あちこち、カギを置きそうなとこ、
ズボンのポケット、ソファーのクッションの下、探しつくした。
「カギないよ。ね、それエンジンかかってるんじゃないの?」

「かかっとらん」
とうとうアイツはキレて、
オマエほんとに探したんだろうな、もしカギがあったら後で覚えとけ。という目で私をにらみつけて
そろりそろり腰をかばいながら階段を登って家に入って行った。

私が探した所をまた探している。
「そこもここもあそこも探したって!」

家の中にカギはない。もう一度車に戻ったアイツ。



そして、、、

「カギ、カバンの中にありました~」とヌカした。


はぁ~?バカじゃねぇの。エンジンもかかってたんじゃねぇかっコノヤロー!!


あるはずもないカギを探し回って、これからお出かけって時に大汗をかいて、
私は友達との約束に15分も遅刻して、
これですわ。

このブログを会社で書き書きしていると、
オマエはオレの悪口を書いてないで仕事しろ。と。

ブログは私の大事な仕事だ。
プリウスのエンジンがかかっているのに気がつかず、カギを探し回るアメ車屋の社長。
これを書かないワケがない。

世界のトヨタ。プリウスすごいでんな~
エンジン音が静か過ぎて、こんな夫婦の戦いが起こっているとは、
豊田章男は知る由もない。。。

nori