・・・6月26日・・・
初御園座。
初歌舞伎。
体験して参りました。
市川海老蔵主演
「石川五右衛門」の千秋楽。
お客さんは圧倒的に女性が多い。
着物をお召しになった女性も多数。
(長時間座りっぱなしなのに疲れないのかな・・・)
よかったGパンはいていかなくって!
いい大人ですから、、、TPOはわきまえないとね。
何をしゃべってるかわかんなかったら最悪!と思って、
かなり集中して聞いていた。
(ここ最近こんなに集中したこと、、、記憶にないな。)
ちゃ~んと理解できた。ヨカッタ。
しかし、
海老蔵は顔がデカい。
他の出演者に比べ顔のデカさがハンパじゃない!
白く塗っているから?違う。
デカい。
目ぢからというか、顔ぢからというか、鋭い。
それはそれは表情が豊かで、顔の隅々まで筋肉が動いている感じ。
素晴らしい!!
しかーし。声が・・・
迫力の顔に似合わず高い声。(←あくまでも私の個人的感想です、あしからず)
ガクッ。
父・団十郎の声のほうが貫禄があってステキだ。
さすが親子だ。父も顔がデカい!
歌舞伎向きの掘り深き顔。
三味線を生であんな長時間聞いたのは生まれて初めて。
悲しいとか寂しいとか、嬉しいとか楽しいとか
人間のいろんな感情を表現しているようで素晴らしかった。
衣装も素敵だったけど、
舞台のセットが華やかで、大掛かりで、ビックリした。
幕を引き、セットを短時間で替える作業では、幕の向こうで音が、、、
コンコンコンコンコンコンコンッ!!!!!!
トンカチで釘を打つ音が聞こえてきた。スゴい。
50分
30分・・幕間
50分
30分・・幕間
50分
始めの幕間に晩ごはんを食べに行った。
豪華な定食もあったけど、とてもじゃないけど30分では食べれそうにない。
きしめん+おいなりさん+出汁巻きたまごの定食にした。
めちゃおいしかった~
次の幕間には、
御園座名物のアイス最中・抹茶を食べた。
気づけばおば様達の大行列。
みんなよくご存知ですね~
お芝居は始まってからずっと、あちこちで威勢のいい掛け声が飛び交っていた。
なんて言ってるのか?わからんかったけど。
後に調べて分かったんだけど、あの掛け声はおそらく
海老蔵の屋号「成田屋」の「(ナ)リタヤッ!!!」←「ナ」は言わないらしい
私達の隣に座っていたおばさんは、
始めからなんだか怪しくて、体を揺らしたり、ゴソゴソしていた。
クライマックスに近づくにつれ、
海老蔵の出番にだけ、「ヨッ、日本一!!」と掛け声かけたり、
何かにとり憑かれたように、目を閉じて激しくエア三味線をかき鳴らしたり、
海老蔵の元に飛んで行きそうな勢いで身を乗り出したり、
海老蔵が引っ込むとグッターリして「あぁ、、、疲れた」といって手ぬぐいで汗を拭いていた。
クライマックス、私と一緒に行った友達も気持ちが盛り上がっていくはずのとこ
隣のおばさんの動向が気になって気になって・・・
ラスト、おばさんは海老蔵と共に全力を出し切り、力果てていた。
なにはともあれ
私の初歌舞伎は感動と興奮に包まれ幕を閉じた。
あーおもしろかった。
歌舞伎がおもしろいと思える歳になったか。
また行ってみたい。
けど、御園座は残念ながら来年閉館してしまう。
行ったことのない人でも、名古屋人なら必ず知ってる名古屋の象徴・御園座。
なくなるのは寂しいな。
私の力じゃどーにもならんけど。
nori