Garage JEST

 

RSS Feed

倉敷。お寿司。

・・・1月4日・・・

今日は広島から愛媛そして岡山と、一日よく動き回ったなぁ。
移動距離もスゴイわ。父ちゃん、運転ご苦労!!

倉敷での晩ご飯がお寿司に決まり、私たちはウキウキでお店に向かった。
今から行くお寿司屋さんが
ドリフの「もしもシリーズ」のお寿司屋さんみたいだったらどーする?などと、
家族四人、妙にテンション高く、、、爆笑しながら歩いて行った。

あー、あったあった!!
(子連れでは歩きたくないようなネオン街にあった・・・)
 
お店に入るとそこはカウンターだけの狭いお店。
だいぶお年を召した物静かそうなおじいさんがカウンターの中に、
ふくよかで化粧が濃いおばあさんがカウンターの椅子に腰掛けて、
ご夫婦は、にこやかに出迎えてくれた。

荷物をおろして、コートを脱いで、椅子に座って、、、目の前にはネタケース。
お正月だからだよね、、、ネタが少ない。
 
おいおい、きゅうりは死んでいる。
しその葉っぱも死んでいる。
ビンの半分に減ったイクラは瀕死の状態。

ね~ヤバイよ、父ちゃん。

私はアイコンタクトで、店を出たいと言ったが・・・今、座ったばかりだ。

とりあえずビールを飲んで気を取り直そう!
ビールと一緒に出されたグラスは3つ。社長と私と??娘はまだ中2だっちゅ~の。
グラスを手に取って気絶しそうになった。
超超超超汚い。
飲食店でこんなに汚いグラスに出会ったのは今日がはじめてといっても過言ではない。
いつもの私なら、グラス換えてって言うけどさ、
そんなこと言っちゃいかんような、穏やかなご夫婦。言えなかった。ガマンガマン。。。

そして、
小皿にお醤油を注いで、本当に帰りたくなった。
何年も積み重ねてあった小皿の一番上にあった皿でしょ、絶対。
注いだお醤油にはホコリがうようよ浮いているではないか。
もう、ここまできたら、これもガマンガマン。

ネタもないから、
仕方なく鉄火巻き、いか、はまちなどを頼んだ。
なのに、鉄火巻きより先に、ネタケースで死んでいたきゅうりのかっぱ巻きが出てきた・・・

あ~もう嫌。

ふくよかなおばあさんは意外におしゃべりで、
汚れたグラスやらホコリの小皿やら、この人の担当じゃんと思ったらイライラした。
 
「茶碗蒸しはいかが?」と勧められて、茶碗蒸しなら大丈夫でしょ~と、
それでも警戒して4人分は頼まず、2人前だけ注文した。
早く帰りたいのに、このバカ男、ビールがなくなって熱燗頼んでる。バカバカバカ。
カウンターの奥に消えていったおばあさん。
熱燗の支度をしにいったようだ。
 
ンッ、ポンッッッ
 
すんごいデカい音が響き渡った。
 
日本酒だね、アレは。
フタを開けた音だよ、アレは。
一升瓶の中身は何年モノなんだろうね。
ずいぶん勢いよく、中の空気が外に吐き出された音だね。
そんなことぐらいで、もう驚かないよ。私たち。
 
そこへ茶碗蒸しが登場。
子供たちも数々の仰天映像を目の当たりにして、
茶碗蒸しをかなり警戒している。

大丈夫だっ~て~ぬぬ、お味は美味しいよ。
(ぎんなんは腐ってるっぽい。やめておこう。)
 
社長が私を呼ぶ。息子が笑いをこらえている。
 
なにごと。。。
無言でアピールする社長。
意味がわからん私。
「茶碗蒸しに××毛が入ってたよ。」 
 
エェェッーうっそぉー
縮れたその毛は、茶碗蒸しの塊を巻き込んで、社長につまみあげられていた!
 
注文してないお寿司が出てきたり、数が間違えてたり、
汚れたグラス、ホコリまるけの小皿、長年開けてない日本酒、××毛も、もーどうでもいい。
一刻も早く帰ろうよ。
 
『じゃー、行きます。ごちそうさま。』
『はいはい、ありがとね。13000円ね。』
 
ハァ~??
 
耳を疑った。
どう計算したら、この金額がはじき出されるのか。
 
正月料金なのか、ボケているのか、ぼったくりなのか。
お店を出てから、社長も子供たちも大爆笑。
ドリフの「もしもシリーズ」のお寿司屋さんを超えてたねー!!と大喜び。
 
・・・13000円って。
私は、その明細が気になって、家族の盛り上がりにいまいち入りきれなかった。
 
 
nori