つづき
お腹もすいたし、遊び疲れたから帰ろー!!
社長『クルマのカギくれ。』
私『ハァ?持ってないよ。』
社長『オマエだろ~』
私『私じゃないし!』
なんでも私のせいにするイヤなヤツ。
社長の顔色が一瞬変わった。
さかのぼる事4時間前。
スポッチャに入場してすぐ、全員のジャケットをロッカーに入れた。
ロッカーのカギにクルマのカギつけた、、、社長、オマエだ、、、
ロッカーから荷物出してからかれこれ30分。
カギを探しに行った社長が戻って来ない。
ロッカーは使用中、カギが閉まっていた。
ガッビ~ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
クルマ盗られたらどうしよ~
家に帰れない。
どうしよぅ・・・どうしよぅ・・・どうしよぅ・・・
3時間遊び放題。
ロッカーの使用者が戻って来るのは最低でも19時。
私は、ロッカーと駐車場のクルマから目が離せず、それでも
かたっぱしから、手ぶらのお客さんに『39番のロッカー使ってませんか?』って聞きまくった。
館内放送もバリバリしてもらったけど、騒音にかき消されて全く聞こえない。
ハァ~ァ。
18時50分。
ロッカーに近づく男子。
私『もしかして、39番のロッカー??』
男子『あっ、ハイ。』と言いつつ、43番開けてる・・・で、そっから39番のカギが!!
私『アレ?クルマのカギ付いてなかった?』
男子『付いてました。』
私『どこやった?』
別の男子がクルマのカギ持って歩いて来た。
私『ロッカーのカギと一緒に付いてなかった?』
男子『帰りに届けようと思って・・・』
ブチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私『あのさぁ~3時間も待ってたんだよっ。何で最初に届けんかな~。いい加減にしてくれるぅ。』
中学生らしき、坊主頭のクソガキ。
こちらの不注意を棚に上げて発言させてもらうけど、落し物拾ったら、直ちに届けようよ。
しかもクルマのカギ・・・ないと帰れないコトに気づかんかな・・・アホ!
私は頭に血がのぼったまま、カギを奪い取って、社長を探した。
(社長、家に携帯忘れてきて連絡つかず。)
いない・・・・・ロッカーの辺りに一緒にいたのに、そう言えば、いつからか姿が見えん。
社長にようやく会えた時には、中学生たちも退散していない。
中学生達とのやりとりを話したら、
『オレがその場にいなくてヨカッタ。そいつら、ぶっ飛ばしてたわ。』だと。
私が必死こいてカギの持ち主探してた3時間の間、
社長は、ずっとゲームとかバッティングとかしてたんだとさっ。
あり得ん。絶対にあり得ん。そんな人間いるのか。
いた。ここに。私のダンナだ。
誰のせいでこうなったんだか・・・テメェをぶっ飛ばしたいわ。
これがアイツの大厄の幕開けか。
でも災い被ってんの私じゃん。
アイツの態度や言動を改めさせれるなら、大厄もありがたい。
けど、神様。災いはできるだけ軽めでヨロシク。
nori